司法書士の業務の中心は、不動産登記

司法書士の業務の範囲が広がっています。
社会的な認知度のアップとともに、最近では、債務整理を中心に取扱っていることを宣伝文句にして、大々的にチラシや広告を広げている事務所も見かけるようになりました。
新聞のチラシでも、電車の吊り広告でも債務整理をやる司法書士事務所の宣伝を多く見かけるようになりました。

司法書士の仕事=債務整理という認識が高まりつつあるかもしれませんが、依然として、司法書士の業務の中心は、不動産登記です。
不動産登記の仕事は、非常に地味な仕事ですが、不動産会社や銀行と提携できれば、継続的に仕事が入ってきて、大きな利益を上げることができるようになります。求人を募集しているような司法書士事務所では、大抵、不動産登記に特化しています。
これから、司法書士試験に合格して、司法書士事務所に入りたいとか、司法書士事務所で働きたいと思っている方は、不動産登記法をしっかりと理解しておかなければ、採用されにくいのも事実です。

ところが、大抵の予備校では、不動産登記法をじっくりとやるよりも、いかにして、早く合格できるかに重点を置いて、試験合格に必要なことだけを詰め込んでいくというやり方がなされる傾向があります。
司法書士試験合格のためには、ある程度、取捨選択することは必要ですが、試験に合格しただけでは、不動産登記法の知識が完全に身についたとは言いがたいのも事実です。
そのため、特に、短期間で合格した方の場合、採用する司法書士事務所も不動産登記法が完全に理解できていないのではないかという疑いを持ち、なかなか採用しないという傾向があります。
もちろん、短期間で合格することは悪いわけではなく、むしろ、誇りにすべきだと思いますが、試験合格と実務のための知識は違うということです。

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